
海苔は、全国で毎年約90億枚出来ます。その中で九州は、約43億枚です。九州は佐賀、福岡、熊本が主の生産地です。佐賀有明海のみで約20億枚取れ、品質、量とも全国一です。
海苔の流通は各漁連が行っている入札で、全国でも約30数社の入札権のある業者が参加して調達しています。弊社も約30年にわたり入札に参加し、出品された海苔から出来るだけ海苔本来のうまみをもつ海苔を買いつけの中心に考えています。
買い付けした海苔は弊社の産地工場(佐賀芦刈町)に運び入れ、原料ごとに適した温度帯で保管を行い注文数にあわせて随時加工して製品に仕上げています。
有明海産の海苔は、やわらかいのが自慢です。歯切れが良く、心地よい歯ごたえは小さなお子様からご年配の方まで大変喜ばれております。有明海産の海苔はやわらかいので、海苔だけお召し上がりいただいても、おいしいのが特徴です。
特に初海苔は、つや、うまみ、香り、絶品のおいしさです。
海苔好きの方は特に喜ばれます。

味に定評がある佐賀有明海苔の生産は10月初旬ごろから種付けが始まり、11月中旬から3月上旬くらいまでの寒中に摘み取りが行われます。
夏場から秋口にかけての台風大雨で複数の河川から漁場に流れ込む栄養塩は海苔の栄養に必要不可欠なものです。その栄養塩や雨、風、日光などの繊細な自然の恵みを吸収して、海苔は静かに成長します。
海苔の種付けから一ヶ月、成長した一番摘みの摘み取りが始まります。有明産の一番摘み海苔の上質海苔は黒く光沢があり、味、香り、歯切れが柔らかいのが特徴です。海中で海苔が伸びすぎないうちに若く鮮度の良いものを摘み取っているからです。

今から1300年前の「大宝律令」には、海苔が納税品のひとつとして記されており、当時から、栄養価が高く評価されていました。海苔には良質のタンパク質をはじめ、各種のビタミン類やミネラルが多く含まれていますが、これらは血液中のコレステロール量を下げたり、がんの予防、老化防止などに効果があるといわれています。
海苔は時代を問わず、人々の健康に必要な栄養素を含む完全食品といえるでしょう。
カテゴリ一覧