最近は、おせち料理は、出来上がったものを、予約購入される方が増えてまいりました。
おせち料理は、縁起料理ですので、昔からいただくものは、縁起を担いだ「こじつけ」的な
ものが多いですよね。昔は、お正月は、火を休める意味で、数日は、保存が出来るものが
多いようですね。
どうして、この料理がおせち料理に?と調べるとおもしろいですね。
健康、子孫繁栄、、家単位が重んじられていたことによる縁起料理が多いと感じます。
少しづつ、おせち料理も進化して、変化していくのでしょうか。
汁もののお雑煮だけは、作りました。福岡、博多では、かつお菜という葉野菜を使います。
この時期においしく出来る野菜です。ぶりも出世魚ということで、祝いもので入れるようですが
私は、あまり好きではないので、使いませんでした。
材料、、、2人分
1、お餅(丸もち)、、4個 2、人参、、、3cmほど 3、かつお菜、、1枚
4、鶏肉、、少々 5、乾燥しいたけ、、2枚 6、かまぼこ、、厚さ1cmほどを2枚
7、名島屋の新だし、、1包 醤油、塩少々
作り方
1、かつお菜は沸騰したお湯で茹でて、水にとり、5分ほどあくぬきをする。
手で、水気を絞り、4cm長さくらいに切りそろえる。
2、しいたけは数時間前から水に戻しておく(時間がないときは、お湯に浸す)
3、鍋に300ccくらいのお水と名島屋の新だしを1包入れて、中火にて沸騰させて
あと弱火にて2分ほど煮出す。だしパックをとりだして、鶏肉10gほど(もも肉)を食べやすい
大きさに切ったもの、人参を5ミリほどの暑さに切ったもの(京人参が色がきれい)を2枚
椎茸を2枚入れて、煮えるまで中火にて煮ます。その後、醤油、塩にてお好みの味をつけます。
4、小さなお鍋に水を入れて、火をかけると同時にお餅を入れて、中火でお餅を柔らかくします。
5、お椀にお汁をちょっと入れて、4のお餅を入れます。その後は、椎茸、鶏肉、人参と
割り当てた数を入れて、汁をはります。かつお菜は、色が鮮やかなほうがきれいなので
あつあつのお汁の中に最後に沈め、かまぼこも上に乗せます。
おせち料理は、きんとき、黒豆、たたきごぼう、数の子、かまぼこ、田作り等、すべて、今回は
31日に、スーパーで買った出来上がりものです。
● 数の子、、、子孫繁栄 ● たたきごぼう、、、延命長寿 ● 田作り、、五穀豊穣
おせち料理の「節」は、「節供」または「節会」の略です。五節句の祝いの料理を総称していた
ものが、いつのまにか、お正月料理だけを指すようになったのは、年の初めの区切りとして
正月がほかの節句よりも大きな意味を持っていたかといわれています。与の重まで
重箱に入っているおせち料理を作られる家庭も少なくなっているでしょうが、祝い肴の
数の子、たたきごぼう、田作りは、祝いの席で杯を重ねるための酒肴と、ご飯変わりの
お雑煮だけでもと思っています。しかし、数の子、たたきごぼう、田作りの代わりになる
祝いをこじつけた肴を創作しても楽しいかと思います。数の子も高くなったいますしね。。
今年も、素人料理のお披露で申しわけないのですが、どうぞ名島屋のだしや、海苔を
利用したお料理をご紹介していただける方がございましたら、ありがたく存じます。
今年もよろしくお願いします。
名島屋 井口 知子